ベンチプレスの時にパッドつける?
これの意味はすぐわかりますか?
パッドはスクワットパッドとかバーベルパッドと呼ばれるものでバーベルのシャフト(バー)に付けるクッションのことです。
これですね↓
通常はスクワットの時にシャフト(バー)を肩に担ぐ際に直接シャフト(バー)が肩回りの筋肉(僧帽筋や三角筋等)に触れるのでその重さによる痛みを軽減する為にスクワットパッドは使われます。
特にスクワットは他の種目以上に高重量を扱うケースがあるので好んで使われる方も多いかと思います。
で、本題ですがこのスクワットパッドをベンチプレスをする際にも使用される方も結構見かけます。
ベンチプレスの時につけるべきか?
ベンチプレスをするのにパッドをつける意味はどこにあるのてしょうか?
目的は2つが考えられます。
○バーベルを胸まで下ろした時に直接シャフト(バー)が当たり肋骨等が痛いから
○いざ潰れてしまい挙げられなくなった時に肋骨等の痛みや重量による圧迫を軽減する為
後者の潰れてしまった時に備えてであればまだわかるのですが(潰れてもいいようにセーフティバーは必ずセットしましょう。ない場合はジムのスタッフにサポートを頼めるのであれば頼みましょう。出来ない場合はいざ潰れてもひとりで対処出来ることを確認しておきましょう)問題は前者の場合です。
ベンチプレスをバウンドさせて行う?
ベンチプレスの際にシャフトにスクワットパッドを付けて行う方の多くが、バーベルを胸のところでバウンドさせるやり方をしています。
それでは確かにパッドがないと胸に当たる度に痛くて大変ですよね?
しかし、そのやり方で良いのでしょうか?
バウンドさせてやらないほうが良い
筋トレでは基本的に自身で能動的に力を加えていくポジティブと呼ばれる動作と重さをこらえてブレーキをかけながら動かすネガティブと呼ばれる動作が交互に行われます(例外もあります)。
ベンチプレスで言うとバーベルを胸元まで下ろす動作がネガティブ、胸元から持ち上げていく動作がポジティブとなります。
大事なのはポジティブの動作と思いがちですがネガティブの動作もとても重要で、筋肉痛はネガティブの時にかかる負荷で起こるそうです。
胸元でバウンドさせてやる方はこのネガティブの動作を無視していることになります。
バーベルを下ろしてから挙げるという動作の半分をやらないのは勿体ないです。
またネガティブのほうがポジティブよりも重い重量を扱えるので、ちゃんとコントロールして胸元まで下ろしていくのは本来出来ることなのですがバウンドさせないと挙がらないというのであればそもそも扱っている重量が合っていない(重すぎる)と言えます。
パワーリフティングやベンチプレスの大会でも胸に触れたところで一旦静止しないとファールになります(胸に乗っけているわけではありません)。
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まとめ
バウンド方式が通用するのは多分せいぜい80kg位までかと思います。
100kg以上にもなってくるといくらパッドがあるからと言っても胸にその重さがドンッと乗るのに耐えられなくなります。
バウンド方式でやっている方はMAX(1回が挙げられる最高重量)が100kg未満の方だと思われます。
胸元までブレーキをかけながら下ろしていきそこで一瞬静止するようにしてから挙げる、MAX100kg以上を目指すなら是非基本に沿って行っていくことをオススメします!
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