40代以上の方にとって、健康的な生活を送るためには適切な筋トレが欠かせません。特に、上半身よりも下半身中心の筋トレを行うことが重要である理由についてご紹介します。
下半身の筋肉は全身の基盤となる
下半身には大腿四頭筋やハムストリングス、大臀筋などの大きな筋肉群が存在します。これらの筋肉を鍛えることで、全身の基盤となる筋力を高めることができます。下半身の筋肉が強化されることで、歩行や日常生活動作の安定性やパフォーマンスが向上します。
下半身の筋肉は代謝を促進する
下半身の筋肉は大きな筋肉群であり、トレーニングによってこれらの筋肉を鍛えることで、基礎代謝が向上します。基礎代謝が高まることで、脂肪燃焼効率がアップし、体脂肪を減らす効果が期待できます。
下半身の筋肉は骨密度を向上させる
下半身の筋肉を鍛えることは、骨密度を向上させる効果があります。40代以降は骨密度が低下しやすく、骨粗鬆症などのリスクが高まります。下半身中心の筋トレを行うことで、骨密度を増やし、骨の健康をサポートすることができます。
下半身の筋肉は姿勢を改善する
下半身の筋肉を鍛えることで、姿勢を改善する効果があります。特に、臀部や大腿筋を強化することで、腰や背中の負担を軽減し、正しい姿勢を保つことができます。良い姿勢は体のバランスを整え、様々な健康上の問題を予防する役割を果たします。
下半身の筋肉があると若々しく見える
筋力は個人差や性別にもよりますがおおよそ20代から30歳位をピークに低下し始めると言われています。40歳位まではピークをキープできる人はできるようですが、一般的には40歳くらいからは筋力の低下が加速していきます。
言い換えると若い時は下半身の太ももやお尻、太もも裏(ハムストリングス)の筋力も強く発達しているけれども加齢とともにやせ細っていくと言えます。
脚が細くなりたいお尻小さくしたいといった要望を持つ方(特に女性)は多いですが、ただ食事制限だけで筋トレをしないダイエットだと見た目にも実用的にも加齢を加速することになります。
私の主観かも知れませんが年を重ねていても下半身にしっかりと筋肉のある方はとても若くみえます。加齢と共に下半身の筋肉が落ちていくという傾向を考えると、
下半身の筋肉がしっかりある=しっかり筋肉があるから若い、
下半身の筋肉がなくてやせ細っている=下半身が衰えているということは加齢が進んでいる、
と無意識化に捉えているので、下半身を鍛えて筋肉をつけることは若く見えるし実際に機能的にも若いということになります。
何もしなければ加齢に抗うこともなく低下していってしまいますが筋トレに取り組めば現状維持どころか更に今を上回り向上させることも十分可能です。
40代以上の方にとって、下半身中心の筋トレは健康的な生活を送るために不可欠な要素です。下半身の筋肉を重点的に鍛えることで、全身の基盤を強化し、代謝を促進し、骨密度を向上させ、姿勢を改善することができ、さらに見た目にも若々しく見えます。
是非、下半身中心の筋トレを取り入れて、健康的な体を手に入れてください。