筋トレに励んでいるなら ”BCAA” はご存知の方が大半かと思いますが、知らないという方の為に簡単にお伝えすると、BCAAは3種類のアミノ酸ロイシン、バリン、イソロイシンで構成される ”分岐鎖アミノ酸” の英語読み Branched Chain Amino Acid の頭文字を取った呼び名です。
アミノ酸は筋肉を構成するたんぱく質の最小単位で、特にBCAAの3種類は筋肉作りに大いに役立つ役割をこなすため筋トレの前中後に摂取する人も多い人気のサプリメントです。
そのBCAAですがメーカーによって値段にかなり差があります。
同じようなBCAAの粉なのに倍どころか3倍以上の価格差があったりもします。
原料の質や味付けやパウダー状にする製法といった違いで質感が変わる部分はあるかと思いますしブランドイメージもあるかも知れませんが、それにしても倍以上も価格差があるのは何なんでしょう?
BCAAの含有率を確認すべし
あるメーカーのBCAAが200gで3000円なのにあるメーカーでは1kgで3000円があったりします。
凄い価格差です。
同じBCAAなら安いほうにしようと考えてしまうかも知れませんが、ここでちょっと皆さん見落としがちのポイントがあります。
重さの全てがBCAAであるとは限らない
要はBCAA含有率が100%とは限らないということです。
例えばこちらトップアスリートにも人気の国内のメーカーDNSの製品は
200gで2980円。
5.5gあたり5gの含有率ということなので約91%。
約182gがBCAAとなります。
含有率もかなり高いですしグレープフルーツのほのかなさっぱりとした味わいがすっきりと飲みやすく、パウダーも質の高さを感じてかなりおすすめです。
ネックは価格の高さですね。
こちらのF&WというブランドのBCAAは激安で1kg2980円!
しかしBCAA含有率は10g中約6gです。
ということは1kgでもBCAAはそのうちの60%、約600gとなります。
残りのグラムを占めるのはほぼ糖質です。
なので1kgのBCAAを買ったと思っていても実は600gのBCAAということになります。
例えば今まであるメーカーのBCAAを10g摂取してトレーニングしていたのにこちらの製品に代えたらどうも効きが弱くなった感じがする、なんて事はあり得ます。
同じ10g摂取でも実際は6gのBCAAしか摂取していないわけですから。
それを知った上で摂取量を調整すると帳尻は合わせられますね。
とはいえ600gと考えても2980円というのは破格ではあります。
ただ純粋にBCAAのみを摂取したい人にとっては常に4割は糖質も一緒に取ることになる点は知っておく必要があるかと思います。
リーズナブルな価格で人気のグロングのBCAAは500gで2480円。
BCAA含有率は10g中8.4gとなかなかです。
含有率は84%ということになります。
こちらニチガというメーカーのBCAAは200gで1690円とこちらもかなりリーズナブルなんですが、含有率100%!
脂質、炭水化物は0なので純粋にBCAAだけ摂取出来ます。
但しその代わりにノンフレーバーなので味付けが全くないので味わう楽しさはありません笑
でも糖質等をわずかであれ一緒に取ることは避けたい、とにかくBCAAのみを取りたい人には選択肢に入るのではないでしょうか?
ということでBCAAを選ぶ際にはその販売している重量がまるまるBCAAであるとは限らないのでグラム中の含有率がどのくらいなのかを確認してから購入すると良いと思います。